columnコラム

令和8年8月千葉豪雨の被害状況と、同じような大雨から身を守るためにできること

2026.8.17

2026年8月13日から14日にかけて千葉県を襲った記録的な大雨は、気象庁により「令和8年8月千葉豪雨」と名付けられました。被害に遭われた皆さま、大切なご家族を亡くされた皆さまに、心よりお見舞い申し上げます。

今回は、内閣府等の発表をもとにした被害状況の概要と、今後同じような大雨に見舞われた際に命を守るためのポイントをまとめました。

被害状況の概要(8月16日10時時点・速報値)

内閣府がまとめた情報によると、千葉県内の被害は次のとおり報告されています(数値は今後変わる可能性があります)。

  • 人的被害:死者8人、行方不明1人、重傷3人、軽傷23人
  • 住宅被害:全壊1棟、半壊23棟、床上浸水597棟、床下浸水490棟、一部破損49棟(合計1,160棟)
  • 交通:高速道路2路線7区間が法面崩落により通行止め、JR外房線の一部区間で運休が継続
  • ライフライン:一時最大約4.7万戸で停電、千葉市の一部で断水が発生(いずれも復旧が進行中)

千葉市では24時間降水量が360mmを超え、観測史上1位を更新するなど、短時間に猛烈な雨が集中したことが被害の大きさにつながりました。また、冠水した道路を走行していたタクシーが水没し、乗客が死亡する事故も発生しており、車での移動中の危険性も浮き彫りになりました。

警戒レベルと避難行動の目安
図:警戒レベルと避難行動の目安

同じような大雨から身を守るためのポイント

① 「警戒レベル」を避難行動の目安にする

大雨の際は、市区町村から「警戒レベル」が発表されます。レベル3で高齢者等は避難を開始し、レベル4が出た時点で危険な場所にいる方は全員避難するのが基本です。レベル5は、すでに災害が発生している可能性がある段階であり、その前に行動を終えておくことが命を守るうえで重要です。

② 冠水した道路・アンダーパスには近づかない・進入しない

水位が浅く見えても、道路の冠水部分は深さがわかりにくく、車ごと水没する危険があります。今回の豪雨でも、冠水した道路での事故が報告されています。冠水している、あるいはその可能性がある道路には近づかず、迂回することを優先しましょう。

③ 地下・半地下の空間は特に注意する

地下駐車場や地下街、半地下の部屋は、短時間で水が流れ込み逃げ場を失う危険性が高い場所です。大雨警報が出ている際は、こうした空間の利用を控えるか、早めに移動しておくことが大切です。

④ 情報収集の手段を複数持っておく

停電時にはテレビが使えなくなることもあるため、スマートフォンの防災アプリや河川の水位情報、ラジオなど、複数の情報源を確保しておくと安心です。モバイルバッテリーの充電も日頃から習慣にしておきましょう。

⑤ ハザードマップは「絶対」ではないと心得る

今回の豪雨では、行政が定める浸水想定区域の外でも多くの被害が発生しました。短時間に猛烈な雨が降ると、排水が追いつかず「想定外」の場所でも浸水することがあります。ハザードマップは重要な目安である一方、「区域外だから安全」と過信しないことも大切です。

[ここに、備蓄品や避難経路の確認の様子がわかる写真を挿入してください]

まとめ:「今回は大丈夫だった」を、次の備えに

今回の千葉豪雨は、住宅被害だけでも1,000棟を超える規模となり、これまで水害リスクが低いとされてきた地域にも大きな影響を及ぼしました。「自分の地域は大丈夫」と思わず、警戒レベルの意味やご自宅周辺の危険箇所を、この機会にあらためて確認しておくことをおすすめします。



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